クラッチは一番壊れると思います

 今はオートマチックの車が殆どですが、古い車の場合はマニュアルの方が多いと思います。マニュアル車に付きものなのが、クラッチ周りの部品です。クラッチは乗用車の場合、オイルを通じて切る、繋ぐ、のための力が伝えられています。鋳物でできた部品のクラッチマスターシリンダー、クラッチレリーズシリンダーがありますが、これらは長い年月が経過すると、中のオイルが漏れてくる場合があります。私は新品の部品が供給されていた頃、製造後30年経過位のところで、両方とも新品に変えました。また、部品である鋳物全て(アッシー)を変えなくても、中のインナーキットを変えるだけで調子がよくなる場合もあります。

症状 クラッチが重くなったり軽くなったりします

 クラッチ関係の異常は、通常切れるクラッチが重くなったり軽くなったりします。日常点検において、クラッチのマスターのオイルチェックをした際、著しくレベルが低下している時には、クラッチ関連の異常が考えられます。レベルが減るということは、どこかでオイルが漏れているという証拠です。これを早期に見つけて、対処する事が重要になります。

価格 古くなると高くなります

 クラッチ関連の鋳物部品は、新しければ定価販売されていますが、古ければ古いほど価値が上がってしまい、値段が高くなってしまいます。例えば、昔のフェアレディ-Zなどのクラッチマスターシリンダーアッシーなどは、5万円以上で販売されているようです。いずれにせよ、古い車は維持費がかかるという事と、部品を捜すのに手間がかかるという事を覚えておきましょう。

対策ではないですが

 やはり、その車を持っている方々とのコニュニケーションが大切だと思います。今はインターネットが発達していますので、クラブなどに積極的に参加されるのも維持情報を入手する方法の一つでしょう。また、専門店があるのなら、是非とも部品を買うなどして、仲良くなっておくことをおすすめします。私も専門店の方にいつも助けられています。

 

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